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エージェントだけでは足りない?専門学校卒業後の留学生支援──ミャンマー出身Aさんのケース

2025.10.05
日本での生活立ち上げ / Japan Living Setup

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日本には、専門学校を卒業したあとも日本で働きたい・暮らしたいと考える留学生がたくさんいます。
その多くは、学校や留学エージェント(以下、AG)、登録支援機関などから一定のサポートを受けています。

実際、在留資格(ビザ)の変更方法や次の就職先の探し方、家探しや各種手続きの流れについて、
AGから一通りの説明を受けているケースも少なくありません。

それでも現場では、

  • 「説明は聞いたけれど、自分のケースに当てはめるとよく分からない」

  • 「就職活動や履歴書の書き方に自信が持てない」

  • 「保証人や家探しなど生活面の不安が大きい」

といった理由で、卒業が近づくほど不安だけが増えてしまうケースも多く見られます。

この記事では、ミャンマー出身の留学生Aさん(仮名)を、専門学校の卒業年から継続してサポートしてきた実例をもとに、

  • 専門学校を卒業した留学生がつまずきやすいポイント

  • エージェントや学校のサポートだけではカバーしきれない部分

  • 私(EFK合同会社)が外国人向けサービスとして提供していきたい「伴走サポート」の内容

についてお伝えします。


ケース紹介:ミャンマーから来たAさんの場合

Aさんはミャンマーから日本に来て、福岡の専門学校で介護を学びました。
出席態度も成績も良く、日本語はミャンマーにいたときからすでにN2レベル。クラスメイトとも仲良く過ごし、表面上は順調な留学生活に見えていました。

Aさんには、学校とは別に留学エージェント(AG)がついており、

  • 在留資格の変更方法の全体的な流れ

  • 卒業後の就職先の候補や、就職までのステップ

  • 家探しや必要な手続きの大まかな段取り

などについて、事前に説明を受けていました。

また、ミャンマー人同士のコミュニティもあり、
卒業後に就職したあとも、在留資格の範囲内でできるアルバイトや副収入の情報交換が行われていました。

一見すると、「AG+学校+同郷コミュニティ」の3つがあれば十分なように思えます。
それでも卒業が近づいたタイミングで、Aさんは次のような不安をたくさん抱えていました。

  • 「日本で働きたいけれど、自分の在留資格で本当にこの働き方でいいのかイメージできない」

  • 「AGから説明はあったけれど、一度きりで、細かい質問まではできなかった」

  • 「どんな会社に応募していいのか、自分の日本語や経験で大丈夫なのか分からない」

  • 「一人暮らしを続けるお金の計算ができず、生活のイメージが持てない」

AGは手続きの流れを教えてくれましたが、卒業後はサポートがほとんど終了し、連絡を取りづらくなることも多いです。
ミャンマーのコミュニティもアルバイト情報などを共有してくれますが、
日本語での書類作成や役所・職場とのやり取り、長期的な生活設計まではフォローしきれません。

私は当時、個人的なサポーターとしてAさんの生活・進路の相談に乗り、
現在はEFK合同会社の代表として、同じような立場の外国人の方のサポートを仕事として行っています。

Aさんをサポートするなかで見えてきたのは、
「制度としてのサポートはあっても、その外側にある『グレーゾーンの不安』を一人で抱えている留学生が多いということでした。


専門学校卒業後の留学生がつまずきやすい5つのポイント

1. 在留資格・ビザの理解不足

専門学校を卒業したあとの在留資格は、

  • 「留学」から「技術・人文知識・国際業務」などへの変更

  • 就職のタイミングと在留期限の関係

  • アルバイトからフルタイムに変わるときの注意点

など、日本人でも分かりにくいルールが多くあります。

AGや学校から 「手続きの流れ」自体は説明されていても、

  • 自分の経歴・現在の職場・今後の希望を踏まえてどう考えるか

  • 不安に感じているポイントを一つずつ言葉にして整理する

といったところまでは、なかなか手が回らないのが現実です。

インターネットで情報を集めることもできますが、
情報が多すぎて逆に不安だけが増えてしまう留学生も少なくありません。


2. 日本語レベルとビジネスコミュニケーション

日常会話や学校での授業には問題がなくても、いざ仕事となると別の難しさが出てきます。

  • ビジネスメールの書き方

  • 面接での受け答え(敬語・クッション言葉)

  • 上司や同僚とのコミュニケーション

こうした「働くための日本語」に自信が持てず、応募ボタンを押す前に止まってしまう人も多いです。

AGや学校は求人紹介や就職先との調整に忙しく、
一人ひとりの日本語表現を細かくチェックしたり、面接練習を何度も繰り返したりする時間までは取りづらいのが正直なところです。


3. 就職活動の進め方

日本の就職活動のスタイルは、Aさんの母国とは大きく違う部分がありました。

  • 履歴書・職務経歴書の書き方

  • 自己PR・志望動機の整理

  • 求人の探し方(ハローワーク/求人サイト/学校の先生経由など)

AGや学校から求人の紹介はあっても、

  • 「どの求人が自分に合っているか」

  • 「応募の優先順位をどうつけるか」

  • 「不採用が続いたとき、どう立て直すか」

といった日々の意思決定の部分は、本人が一人で抱え込みがちです。

「まず何から始めればいいのか」「自分の日本語とスキルで応募していいのか」が分からず、
動き出しが遅れてしまうケースが目立ちます。

ここまで読んで「自分のことかも」と感じた方へ

  • 在留資格の話を聞いても、自分のケースに当てはめるのが不安

  • 就職活動を始めたいのに、何から手をつけていいか分からない

  • 学校やAGには相談しづらいことがある

そんなときは、一度オンラインで状況を整理してみませんか。

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4. 生活基盤(家探し・お金・手続き)の不安

卒業後も日本に残る場合、生活面の不安も大きな負担になります。

  • 賃貸契約と保証人の問題

  • 給与と生活費、税金・保険料を含めた毎月の収支イメージ

  • 役所での手続き(住所変更、年金、保険など)

AGや学校が住まい探しの相談に乗ってくれることもありますが、
契約後の細かなトラブルや、長期的な家計のシミュレーションまではフォローされないことも多いです。

ミャンマー人コミュニティのなかでは、
在留資格の範囲内でできるアルバイト先の情報交換なども行われていますが、

  • 本当に今の生活リズム・体力でこなせるのか

  • 税金や社会保険を含めて収支はどうなるのか

といった「全体のバランス」は、やはり本人一人では見通しづらい部分です。

こうした生活の土台が不安定だと、就職活動や仕事にも集中できません。


5. メンタル面・孤独感

Aさんの家族は母国におり、日本で身近に相談できる人は限られていました。

  • 自分の日本語に自信が持てない

  • 在留資格や将来について不安が大きい

  • 「日本に残るべきか、国に帰るべきか」を一人で悩み続ける

AGや学校の担当者は、多くの学生を担当しているため、
「1対1で、時間を気にせずじっくり話を聞いてもらう」ことはなかなか難しいのが現実です。

同郷の仲間とのグループチャットは心強い一方で、

  • 相談内容が仕事やお金の話に偏りがち

  • 将来のことをじっくり相談する場にはなりにくい

という側面もあります。

このような「誰に相談していいか分からない孤独感」は、数字には見えませんが、留学生にとって非常に大きなストレスになります。


私が実際にサポートしたこと(Aさんの例)

私がAさんに対して行ったのは、AGや学校・ミャンマーコミュニティのサポートと競合するものではなく、
その「すき間」を埋めるための、生活・進路の伴走サポートでした。

具体的には、次のようなサポートです。

  • 在留資格に関する情報を一緒に整理し、
    「ここから先は行政書士・弁護士など専門家に相談した方が良いポイント」を確認すること

  • 履歴書・職務経歴書の日本語チェックと、内容の整理アドバイス

  • 求人情報(AG経由・自分で見つけたもの両方)を一緒に確認し、
    「この会社に自己応募してみよう」という具体的な候補のピックアップ

  • 生活費・家賃・交通費、場合によっては在留資格の範囲内でのアルバイトも含めた、
    毎月のざっくりとしたお金のシミュレーション

  • 役所や銀行など、日本語が不安な場面での同行サポート(通訳・記録/※交通費・実費は別途)

  • 不安になったときにすぐ相談できるよう、LINEでの連絡窓口としてメンタル面も支えること

ここで重要なのは、私自身は弁護士でも行政書士でもないという点です。

在留資格の判断や申請書類そのものの作成、
企業への職業紹介(あっせん)といった「法律上の専門業務」は、
行政書士・弁護士・有料職業紹介事業者などの専門家が行う領域です。

EFK合同会社では、

  • 在留資格に関して法律判断をしたり、申請書類を代わりに作成したりすることはありません。

  • 求人を斡旋したり、企業とマッチングする職業紹介業務も行いません。

  • その手前の段階で、情報の整理や準備の計画づくり、日常生活・学習・就職活動の伴走サポートを行います。

  • 必要に応じて、公的機関や専門家への相談先をご案内します。

Aさんの場合も、

  • AGや学校から制度や手続きのサポートを受けつつ、

  • ミャンマーコミュニティからアルバイト情報や同郷のつながりを得ながら、

  • 私が「日々の悩みや意思決定を一緒に整理する役割」を担うことで、

「制度」と「現実の生活」のあいだにあるギャップを少しずつ埋めていくイメージでサポートを続けてきました。


この経験を、EFKの「外国人生活サポート」として形にしていきます

Aさんのサポートを続けるなかで、私は強く感じました。

「エージェントや学校のサポートがあっても、卒業後の不安を一人で抱えている留学生・元留学生は、福岡だけでなく日本中にいるはずだ」

そこでEFK合同会社では、今後次のような方を対象にサービスを提供していきます。

  • 日本の専門学校・大学を卒業した、または卒業予定の留学生

  • すでに社会人として働いているが、生活や在留に不安を抱えている外国人の方

  • 日本に長く暮らしたいけれど、情報が分からず一歩を踏み出せない方

提供を予定しているサポート内容の例:

  • 進学・就職・生活に関する個別オンライン相談(日本語/英語)

  • 履歴書・メール文などの日本語・英語の書類コーチング

  • 役所・病院・銀行などへの同行サポート(通訳・記録/※交通費・実費は別途)

  • JLPTやビジネス日本語の学習サポート・学習計画づくり

繰り返しになりますが、EFK合同会社は、

  • 在留資格の申請代行

  • 法律判断

  • 有料職業紹介(企業へのあっせん)

といった法律で定められた専門業務は行いません。
その手前の段階で、「自分の状況を整理し、次の一歩を決めるための伴走役」としてサポートしていきます。

Aさんはミャンマー出身ですが、この記事で紹介したつまずきは、
他の国から来た留学生・元留学生にも共通するものだと感じています。

AGや学校・同郷コミュニティのサポートを否定するのではなく、

「そのサポートをもっと活かすための第三者の伴走役」がいてもいいのではないか──。

そんな思いから、このサービスを形にしていこうと考えています。


同じように不安を感じている方へ──まずは無料相談から

もしあなたや、あなたの周りの大切な人が、

  • 日本の専門学校・大学を卒業したあと、進路に迷っている

  • 在留資格や就職活動、生活のことが不安で、誰にも相談できていない

  • 日本語の壁やメンタル面の不安で、動き出せずにいる

という状況であれば、一度オンラインでお話してみませんか。

▼ 無料オンライン相談(30〜45分)の内容例

  • 現在の状況(学校・仕事・在留資格・生活)のヒアリング

  • 今考えられる選択肢の整理(進学/就職/一時帰国など)

  • 「いつまでに、何をすればいいか」という簡単なアクションプランづくり

  • 必要に応じて、公的機関や専門家への相談先のご案内

日本語・英語のどちらでも相談できます。
難しい専門用語はできるだけ使わず、分かりやすい言葉で一緒に考える場にしたいと思っています。

「1人で抱え込んでいた不安を、日本語でもう少しクリアにしたい」
そんなときは、気軽にメッセージを送ってください。

CEO

オーストラリア1年半語学留学(学生ビザ)/Australian Pacific College アメリカ6年半大学留学(F-1ビザ)/ELAC→UCLA 大学卒業後、ロングビーチ(カリフォルニア)にて、通信会社にて管理者 その後、日本に帰国して、今があります!

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